読みもの

ゆらぐ心が穏やかになる、フェンネルを使ったお茶とスープのレシピ

春、心ゆらぐ季節。お肌の調子も不安定になる方が多いかもしれないですが、皮膚は心の状態の表れ。乾燥したと思えばベタついたりと、なかなか安定しないようであれば、心もそんな感じなのかもしれません。

ドーシャ的にはカパ(kapha)が増える季節ですが、環境の変化や朝晩の寒暖差など、「変化が激しいこと」はヴァータ(vata)を増やします。

ヴァータは五大元素では「空」と「風」のドーシャ。自然界でも風や空気の存在は一定の動きを見せずしょっちゅう乱れるように、体内でもヴァータが増えるとお腹にガスが溜まったり、気の乱れが生じて呼吸が浅くなったりします。

そんな時は、まずは息を吐くことから始めましょう。深呼吸は「いらない空気を吐いて」それから「ゆっくり吸う」ことでリラックスする、と私もここ数年で知ってびっくりしました。いきなり吸っちゃってましたよね…?

また、春の時期の代表的な野菜である「フェンネル」もvataのお助け剤です。

フェンネルはみんな知ってる「大正胃腸薬」の元。そして、インドカレー屋さんのレジの横でカラフルに砂糖コーティングされているのも、フェンネル。あれはカレー食べた後にこのフェンネルを食べて、お腹をスッキリさせてね!ということなんですね。

フェンネルはどのドーシャも見出すことなく、人の気持ちをリラックスさせるので、eatreat.でも最もよく使うスパイス。発注頻度が高いので、卸の方に心配されるほどです。一方で、クミンやコリアンダーに比べて認知度が今ひとつなので、どんな風に料理に使ったらいいの?と聞かれることもしばしば。

そこで、今回はフェンネルの簡単レシピを2つ紹介します。

「ちょっと気持ちが揺らいでるな」
「お腹の調子も今ひとつだな」
という時に作ってみてください。

フェンネルにはフェンネルシードとフレッシュのフェンネルの2種類があります。
春にはファーマーズマーケットなんかにフレッシュフェンネルが出回り、シードの方も摘みたてのグリーンのフェンネルシードがあります。今回はフレッシュ、ドライそれぞれのレシピをご紹介しましょう。

ドライフェンネルで作る「フェンネルティー」

食欲がない時や、お腹の調子がなかなか戻らない時に、すぐに助けになる簡単なお茶です。

小鍋にドライフェンネル小さじ1を入れて、弱火にし、乾煎りします。
カラカラいい音がします。

香ばしく色づいてきて、音が小さくなってきたら

水を300cc注ぎ、中火で煮出します。時間になったら漉して

でき上がり。たくさん作ってポットに詰めて、一日中飲んでみましょう。
夜眠る頃にはだいぶお腹が軽くなっていることに気づきますよ。

フレッシュフェンネルで作る「鶏肉とセロリ、フェンネルのスープ」

お次はスープです。煮込んでいくだけなので、落ち込んでてやる気が出なかったり、お腹を壊していて力が入らない時でも作れます。夜にゆっくりこのスープだけ飲んで、早々寝たら次の日は元気になります。

まずは鳥手羽中6個くらいを水から煮ます。中火で沸かして、アクが出てくるので丁寧に取り除く。

鶏出汁が透き通ってきたら、生姜ひとかけら微塵切りを入れて、ついでセロリ1本分のスライスを加えます。(葉っぱも入れてしまいましょう)

ここにフェンネルを入れて、岩塩とギーで味付けをしてもいいし、この日はフレッシュのトマトで作ったトマトソースがあったので加えました。

フレッシュフェンネルはたくさん煮込むと余分な苦味が出てしまうので、投入するのは仕上げの5分前くらいがベストタイミング。岩塩で味付けをして、ギーを垂らし、緑豆ご飯に添えたら出来上がり。

胃腸の乱れは気の乱れ。フェンネル使いをマスターして、元気になってくださいね!